うつ病は精神疾患ですので、原因の特定や治療が専門医の方でも難しい面があります。しかしながら精神を生み出すのは紛れも無く脳であり、うつ病は近年では脳の異常が発見されています。
うつ病に関すること、これは脳が全身を巡る血液と密接に繋がっている事が裏付けられており、そこから異常をきたしているのがよく分かります。また、脳血流の変化は、うつになった結果起こったことであって、原因ではないのです。
脳血流検査によって、うつに対応する脳機能変化を客観的に測定することができたとしたら、診断という面では大きな進歩であります。しかし、それは脳の病変そのものではなく、脳血流検査は治療に直接結び付くわけではないということを頭にいれておかなければなりません。
血液は人間の体のあらゆるところを巡っており、血流はその健康のバロメーターとなっています。そして脳は血液も通して人間の体を動かしており、持ちつ持たれつであるということです。
血流を良くする事によるメリットは脳が健康に保たれる事に繋がり、脳が健康である事のメリットは計り知れません。血流は健康な状態から定期的に検査し、その結果を指針として健康維持に役立てていくことが大切となってきます。